新型コロナウイルスの影響で、接客業の我が家は夫婦そろって休業になりました。
保育園児の子供と家族3人で、1ヶ月半外出自粛で家にこもりきり。
そこで我が家にもコロナ離婚危機が起こりました。
コロナ離婚を持ち出してきたのは夫のほう。
話し合いをしたり、私が実家に帰って1週間離れてみたり、病院に通院してみたりと1ヶ月いろいろありました。
結果、離婚は回避することができました。
私たち夫婦のコロナ離婚危機の原因と理由、そして離婚を回避するために行ったことを書いています。
- 夫 →33歳。アパレル会社勤務。穏やかであまり怒ったりイライラしないタイプ。昔は幼稚園教諭になるのが夢だったほど子供が大好き。家事・育児は普通にできる。ロマンチスト
- 私→ 33歳。アパレル会社勤務。性格はきつめで自己主張はしっかりするタイプ。頑固で意地っ張り。もともと子供が苦手で、息子が生まれてから子供は可愛いと思えるようになってきた。育児よりも仕事をしたい。
夫が私に離婚届を渡してきたのは私のモラハラが原因
結婚7年目、4歳の子供がいる私たち夫婦。
接客業で帰りが遅い夫と、同じく接客業で時短勤務の私。
夫が仕事の日はワンオペで、ストレスが溜まりまくっていて、子供に対しても怒鳴って怒ってしまうことが多かったです。
でも私自身これに悩んでいて、保育園の先生に相談したり、同僚のママたちに相談をしていました。
外出自粛中も子供に対して怒鳴ってしまうことも多く、夫ともケンカが絶えないように。
子供の行動も、夫の行動も、全てに対してイライラする。
子供のことを小さいなことで怒鳴ってしまうし、夫にも八つ当たりをしたり、感情のままエスカレートして過去の話を出してしまうことも。
そんなとき、寝室が別の夫が、夜中に誰かに電話している声を聞きました。
話しぶりからして女性で、私のことを愚痴っていたり、下ネタを話していたり。
浮気しているのかと思い、そこで問い詰めてしまいました。
夫は私が子供に対しての怒鳴る行為を見るのが辛かったこと。結婚してから私が夫に対しての発言に傷ついていたこと。
私に話しても聞いてくれない、相談しても否定されることが辛くて信頼関係がなくなってしまったこと。
ここでは全ては書きませんが、要は私によるモラハラが原因で、夫は私に対して怖いと思っていたようです。
電話の相手は高校の先輩で、私のようにワーママであるので、いろいろと相談していたようです。
恋愛感情は持っていないけれど、良き理解者であり、その人に相談することで自分の精神を保っていたようです。
私にとっては信じられないことでしたが、だんだん話し合うことでいかに私が今までの行いで夫のことを傷つけてきたか、分かってきました。
それからは子供を叱らないよう日々努力をしますが、私の行動が夫にどう思われているか分からない。
品定めされているような、また行動を間違えてしまうとその先輩に言われてしまう、という変な考えがまとわりつくようになり、よけいストレスになってきました。
生理前のPMSがさらにエスカレートしたこともあり、ついその電話のことを何度も夫に言ってしまうように。
「どうせ不倫してるんでしょ」「嘘ついているんでしょ」のような発言を繰り返すようになっていました。
だんだん夫の顔つきも疲れているのも分かりました。
そしてとうとう、印刷した離婚届を渡されました。
その時は私ももう終わったと思っていたし、正直子供と夫と離れたいと思っていました。なので離婚をしてもいいと思っていた。
このまま離婚するなら、子供の親権は夫へ。
でも夫から言われたのは、「1人で実家に帰ってほしい。離婚をするかは子供のことを考えたら俺はまだ分からない。でも今は離れたほうが、お互い考えられる」ということ。
夫は子供のことを第一に考える人なので、離婚は正しいとは思っていませんでした。
でも今は、夫自身も心が疲れ切っていて、どうすればいいか分からない。
離れたことでこの先どうなるか分からないけど、私が「1人になりたい」とずっと言っていたので、今は1人になってほしい、離れてほしいと言われました。
私の実家は自転車で20分ほどの距離。
母親に事情を話し、しばらく引きこもらせてもらうことにしました。
実家で別居生活。離婚を回避するために私がやったこと
1人時間で心を満たすことで向き合えると考えた
猶予は1週間。この1週間で、私はしっかり自分と向き合話なければいけない。
ただ、、私は1週間1人の時間がもらえたことにすごくワクワクしていました。
誰にも邪魔されずに1人でスマホができる。好きな時間でお風呂が入れる。好きなときに昼寝ができる。
まず自分と向き合うためには心を健康にすることが大事だと思ったので、子供には申し訳ないですが、まずは家族のことを忘れてほしくてたまらなかった1人時間を満喫することにしました。
一番最初にやったことは実家の私の部屋にまだ残されていた本を読んだことでした。
カラーセラピー本を読んだ
10代のときに買っていた、選んだカラーボトルによって潜在意識や本質などが分かるカラーセラピーの本です。
この機会だしやってみよう、と軽い気持ちでやってみたのですが、、、私のその時の意識傾向など、びっくりするくらい当たっていたのです…
私は赤が一番好きな色なので、自宅のリビングのカーテンの色を赤にしています。
でも赤は攻撃性のある色とも言われています。
密室だからということもあるかもしれませんが、リビングにいるとなぜかイライラしやすいことは以前から感じていました。
カーテンの色のせいだったのかもしれないので、真っ先にカーテンの色を変えようと思います。
[safe title=”POINT”]このように、「イライラするのは私の性格が原因」「育児家事仕事で疲れ切っているから」というように、自分のせいにするとどんどん辛くなってしまいます。そうではなく、「カーテンの色が原因」「観葉植物などほっとできる物を置いていないのが原因」など、自分や家族など人以外に思うことで、自分を責めることが減らせます。
[/safe]カウンセリングや病院を受診する
感情のコントロールができないことは私だけではどうにもならないので、プロに頼ろう!と思い、カウンセリングが受けられる病院に通院することにしました。
病院のほうが保険もきくため安かったんですよね。
初めて心療内科を受診をしたのですが、私のような悩みでも心療内科にきていいのか不安でした。
心療内科って鬱などで大変な思いをされている方が受診するところと思っていたので…。
でも先生と1時間ほど話して、先生からは「あなたは十分辛そうに見えます。」と言われました。
私が感情のコントロールができないのは、もしかしたら幼少期の母親との関わりが根っこにあるのではないか、と言われました。
ただ初診だったので、先生も正確なことはまだ断定できないし分からない、と前置きした上でした。
その根っこ(トラウマのようなもの)を掘り下げる治療法もあるけれど、人によっては10年近くかかる場合もある。
私の場合は今のところそこまでやらなくてもいいと思うので、まずはアンガーマネジメントやカウンセリングを行う方向になりました。
先生は薬で治療はあまりしたくないけれど、お守がわりでやってみよう、ということで、その日は赤ちゃんの夜泣きでも使えるという漢方を出していただきました。
友人とたくさん連絡をとってヒントをもらった
実家に帰ってから、久しぶりに幼なじみと長電話をしました。
幼なじみであるので、私の性格をよく知る一人。
独身で順調に出世している友人は、仕事で私のように怒ってしまうことが多々あったそうです。
でも友人は独自でアンガーマネジメントを行っていて、それを私に教えてくれました。
話しているとだんだんヒートアップしてしまうと分かったら、冗談やふざけることで回避をするのです。
友人が実践しているのは、イライラしてきたら「無理無理!このままだと死んでしまうー!私が悪かったよ!もう海行こう!世界平和を祈りに行こう!」と言っているようです。笑
それをすることによって自分もイライラしそうな気持ちがなくなりますよね。
嫌な雰囲気もクスッと笑えることで雰囲気も良くなります。
アンガーマネジメントでよく言われる「イライラしたら6秒数える」。
私も実践していますが、6秒数えても怒りは消えなかったです。
それを友人に伝えると、「怒ったまま6秒数えても意味はない。ちゃんと鎮火してから数えないと火は消えないから」。
怒った状態で6秒数えるのではなく、6秒違うことを考えること。
…柴犬…チワワ…ダックスフント…シーズー…パグ…チャウチャウ……!!
数え方に思わず笑ってしまいましたが、これはなんでも使えるし、たしかに心が落ち着くなーと思いました。
英単語を考えたり、好きな俳優さんのことを考えるだけで意識が変わってきますよね。
アンガーマネジメントで友人から勧められた本があります。
私にとっては考え方が変わるきっかけの一つになり、すごく良かったのでご紹介します。
私は今回の件は、私が悪いと思っています。
私が夫にやってきたことで、夫を深く傷つけ、信頼関係がなくなってしまいました。
離れることにより、子供のことも傷つけてしまいました。
しかし友人は、「自分を責めると辛くなるから、自分が幸せになることを考える。」ということを言ってくれました。
自分が幸せになることを考えることにより、自分の理想と目標、そしてその課題が見えてくる。
その理想や目標を実現させるために、課題をどうやって解決できるか話し合うことが必要。
理想をどうやって実現できるか考えることが必要。
その課題が分かることで、自分はなにに対して不満だったのか、怒る原因になってしまったのかが分かるようになります。
明確化された課題と理想を相手にも共有することで、自分が望んでいることやしてほしくないことをお互い目線合わせすることが可能になってくるのです。
つい感情的で直感的に伝えてしまう私にも、このやり方は実践しやすく夫にも伝わりやすい。
まずは自分が幸せになることを考え、そこから落としこむことが大事なんだと友人に教えてもらいました。
[safe title=”POINT”]- イライラしそうになったらふざけて回避する
- 怒りを感じたら6秒他のことを考える
- 自分が幸せになることを考える
これは高校の友人に言われた言葉です。
夫婦はチームで、同じ目標を設けてその目標を達成するために協力する。
夫も私も目標は子供の幸せを願っているので、目標は同じ。
恥ずかしながらチームワークという考えを持っていなかったので、この考えには納得することがありました。
お互いがチームという考えであれば、先ほどの理想と課題の話にもつながっている点がありますが、達成する目標のためにお互いがどう考え方をすり合わせするか、どう行動をするかを明確にすることができます。
別居して1週間、私の気持ちに起きた変化
1週間時間をもらい、友人や本からヒントをもらい、とことん向き合った私の気持ちにも変化がありました。
最初の4日間は夫や子供のことをあまり考えず、ひたすら自室にこもり1人時間を満喫していました。
私が不満に思っていたこと。夫や子供に望んでいたこと。
そこにはワンオペ解消のために、転職も視野に入れた希望もノートに書き出しました。
そこでだんだん気づいたのが、「いかに私は自分のことしか見えていなかったのか」。
私がイライラして子供や夫に対して怒ってばかりだったけれど、それをしたことで私は何かを得られたのだろうか。幸せになったのだろうか。
怒ってばかりで夫との信頼関係がなくなり、離婚の話になり、離れることで子供へも申し訳ないことをしてしまった。
それってマイナスしか生み出されていないのではないかということにようやく気づくことができました。
怒りの感情は、マイナスしか生まれない。
女性だからホルモンバランスの関係でイライラしやすいところがあるし、子育て中はうまくいかないことも多くて本当に大変です。
けれど、怒りの感情はマイナスしか生まれない。
本当はもっとニコニコして子供や夫と接したい。家族でいることに幸せを感じたい。
仕事も制限なく思いっきりやりたい。出世もしたい。
怒りは幸せを生み出さない。怒りの感情をコントロールしてうまく付き合うためには、無理をしないでもっと人に頼ることが必要だと気がつきました。
私は1人時間がないとダメなタイプなので、子供とずっといることが苦しくなってしまったら、子供のいる友人の家に行ったり、電話をすることにしました。
また高齢の私の親に子供を預けるのが申し訳ないと思っていましたが、母は「預けてもらって大丈夫なのに」と考えていることを知りました。
コミュニケーションを取れば大丈夫だったのに、それをせずに自分の首を締めていたんです。
もちろん夫にも、こう考えている、こうしてほしいなど、ちゃんと伝えないと分からないので、もっと意識的にコミュニケーションを取ることにしました。
自分と向き合い、改善策を見つけたことでコロナ離婚を回避できた
別居1週間の予定でしたが、その前に子供が迎えにきてくれて、自宅に帰ることにし、その夜夫と再度話し合いを行いました。
女性でホルモンバランスが乱れやすいし、共働きだし、もともと子供が苦手だったから子育てが得意でない私は、キャパが少なすぎてすぐストレスになってしまう。
でも「生理前のPMSですごくイライラしているから」「疲れているから1人になりたい」など伝えるだけで、回避できることがたくさんありました。
「夫婦だから別にいいや」と甘えていたところがあるので、そこは甘んじずに接すること。
コミュニケーションをたくさん取ること。人に頼ること。
イライラしてしまったら6秒別のことを考えること。ふざけること。
感情のコントロールができるようになるまでには長期戦になるけれど、努力をすることはなにも無駄にはならないこと。
自分と向き合い、得られた知識で、「私は変われる」という自信が持つことができ、離婚はしない方向で話し合いは進みました。
イライラはしてしまうけれど、子供や夫に対しての接し方が変わってきた
その後もどうしても子供に対して怒ってしまったり、イライラしてしまうことはあります。
でも友人から教わったセルフコントロールや考え方、そして「起こらない技術」の内容が頭に入っているので、今までの感情のまま怒るということがなくなりました。
あんなに怒りっぽくて、子供を怒鳴り散らかしたあとでも自己嫌悪にならなかった私なのに、今では「これはいけないやり方だった」とすぐ冷静になることができるようになったのです。
引き続きカウンセリングは続けて行くつもりですが、心療内科の受診より、婦人科でPMSの相談をするほうが私には必要なのかな?と思っています。
以上、りゅか(@Ryuka_kcfg)でした。