ちょうど5年前、子供が生まれて2ヶ月で中古マンションを購入しました。
当時の年齢は夫婦共に28歳。頭金は100万円のみ、35年の住宅ローンを組みました。
結婚して賃貸マンションに住んでいたのですが、2年の契約更新前に家を買うことに。
理由は賃貸マンションよりも、家を購入したほうが同じ住居費でも広くてきれいな家に住めるから。
かつフルリフォームできれいで広い家を購入できたので、あのまま賃貸マンションに住み続けなくてよかったと思っています。
手取りが10万円代の共働き夫婦でも、身の丈に合った家を購入できた経緯をご紹介します。
手取り10万円台の共働き夫婦が選んだ身の丈に合った物件は中古マンション
神奈川県在住で、都内で接客業をしている私たち夫婦。
条件としては都内の職場まで通勤40分弱、駅まで徒歩10分くらいのマンションでした。
接客業の夫と私は保育園が休みの日曜日・祝日・年末年始でも関係なく仕事。
でも保育園が休みのとき、どうしても夫婦共に休めない場合はお互いの実家に頼る必要があります。
そのため実家に程よく近い物件に住みつつ、子供が高校生になるタイミングで売って引っ越すつもり。
その地にずっと住むつもりはないので、買い替えもしやすい駅近のマンションを探しました。
中古マンションは駅近が多く、フルリフォームがされているものが多く、かつ新築よりも安い。
もちろん新築も憧れていましたが、身の丈に合っていない返済額だったら…
毎月苦しい思いをして返済したくもないし、住宅ローンのせいで旅行にもいけない、好きなものも買えない、たまの外食にも行けない生活なんて絶対嫌!
なによりも住宅ローンが払えず差し押さえなんてことがあったら怖すぎるので、手取り10万円代の私たち夫婦でも返済できる価格をシュミレーションして、探すことにしました。
そんな条件あるのかな?と思っていたのですが、意外とあるんですよ…!!
物件もトータル6軒ほど見て、最終的に決まったのが一番駅から遠い中古マンション。
もともと丈夫と有名なマンションブランドに加え、バブル期に建てられたものだったので、建物自体が本当にしっかりしているんです。
住んでみて感じるのが、他の住人の生活音が全くしないこと。
上の階の人、住んでるよね?というくらい、足音もなにも聞こえないんです。
私たちが選んだそのマンションは、登記を見る限り恐らく投資用に購入されたものでした。
その方がずっと賃貸として所有されていたようです。
そして27年経って売却し、次に購入したのがリフォーム会社。
そのリフォーム会社の社長さんが40代前半の人で、小さい子供がいることもあり、比較的若いファミリー層向けにフルリフォームされていたのです。
新築マンションは耐久性の見直しをされているし、住むのは安心。
でも意外と中古マンションでも、丈夫なものもあるんだな〜ということが分かりました。
新築数が古いマンションのメリットデメリット
中古マンションは安くてフルリフォームされているのできれいなど、メリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
- 安い
- フルリフォームされていて内装や水まわりは新品できれい
- あとから自分の好きなようにリフォームもできる
- 管理費・修繕費が高い
- 中はフルリフォームでも、建物自体古すぎる場合は要注意
- 湿気がこもりやすい
- 間取りが古い
新築数が古いマンションのメリット
メリットはなんといっても新築よりも安いこと!
そして内装はフルリフォームされているし、水まわりは新品に取り替えてあるので、中古はいえ内装は新しくてきれい。
他にもリフォーム前提に購入する手もあります。
そこは前の住人が出てからしばらく経っていたのか、中はホコリだらけでボロボロ…
私たちはリフォーム前提ではなかったのでそこは内覧のみになりましたが、新築よりも安く購入できて中を自分好みにできるので、リフォーム前提での中古物件購入もアリですね。
新築数が古いマンションのデメリット
築年数が古いマンションのデメリットは、新築マンションよりも管理費・修繕費が高いです。
建物が古い分、修繕費がかかります。
そして築年数が古いマンションの一番注意してほしい点は、建物自体古すぎる場合は要注意!!
建物自体古い物件はいくら中がきれいになっていても、建物自体の耐震性が弱く、地震などの災害のときに危険なのです。
フルリノベーションされた団地は人気がありますよね。
私たちも気に入った団地の物件があったのですが、築50年だったので不動産屋さんにそう言われました。
築年数が古い物件は、耐震性が保証されているものを選ぶ必要があるんだとそのとき学びました。
数を見ていると、古い間取りものが分かってくるんですよね。
今の物件はリビングダイニングが窓側のものがほとんどですが、古い物件は真ん中がリビングで、窓側は洋室または和室のものが多いです。
私も夫もその間取りがあまり好きではなかったので、結局その間取りの物件は紙面の時点で除外してしまいましたが、中古マンションでは多かったです。
20代で家を購入できたのはいずれ売るのを前提で中古マンションを選んだから
当時の我が家のように、夫婦共に手取り10万円台でも家を購入できたのは「買い替え前提で中古マンションを選んだ」ためでもあると思っています。
新築や戸建てで選んでいたら、毎月カツカツな生活をしているかもしれません。
戸建てだったら気軽に住み替えることは難しいと思いますが、マンションだったら比較的賃貸にもしやすいし売りやすいところがあります。
そこは駅近であることが大きいんじゃないかなと確信しています。
うちもあと10年くらいで買い替え予定なのですが、正直築年数がさらに古くなるのでいくらになるかがちょっと心配。
ただ担当の人と身内の不動産関係の人に聞いたら、10年後でもこの価格で売れるはず、という話は聞いているので、定かではないですが恐らく大丈夫だと思います。
固定資産税、毎月のローン共に身の丈に合った物件を選んだおかげで、低収入家庭でもそこまでカツカツせず貯金もできて生活できています。
もし買い替えできなくても、購入したのでこの家にずっと住めるという安心感もあります。
「賃貸に住んでてお金をもったいないことをした」という声をよく聞いており、10年賃貸に住んでた人がちらほら…
でも「賃貸・分譲のどちらがお得か」はよく出てくるテーマですし、家を買うことがいいかどうかはその人次第だと思っています。